''albatross vo 海部が日常を綴るダイアリー [ one day diary ]"

8.25.2006

さっき中学時代からの友人から久々に電話があった。

彼は大学卒業後、在学中に自分で貯めた100万円を握り締め、
オーストラリアに単身サーフィンをしに行き、
お金が尽きた後は、浜辺の廃車で2ヶ月ほど暮らし、
日本に帰国後、独学でひたすら勉強し消防士の道に進んだつわものだ。

中学、高校の頃はよく一緒に横着をしたりして遊びまくったが、
お互い社会に出てからあまり頻繁には連絡を取ることも無かったので、
珍しいなと思いながら電話に出た。
最初の「久しぶり」の声を聞いてすぐに様子がおかしいと気付いた。

「母ちゃんなくなっちゃったんだわ。」

彼は聞いたことも無い声でそう言った。
恐らく必死に気丈に振舞おうとしてそうなったのだと思う。
僕は情け無いが「頑張れよ」くらいしかまともな言葉が見当たらなかった。
今年の初め、彼は突然自身の結婚式を予定より半年ほど前に早め、
急遽行なった。あまりにも急だったため僕はその席に出席することができず
申し訳ない気持ちだった。
「まあ、色々あって早まったんだわ。」と軽く彼は言っていたが、
どうやら理由はそういうことだったらしい。

高校を卒業してすぐalbatrossでツアーをし始め、
一応入学した大学も1年足らずで中退してしまい、本当に
親の期待とは裏腹にアウトローな人生を送ってきた。
両親の不安や、心配は計り知れないものがある。

親孝行なんて、したいばっかりで現実に何一つ出来て無い、
同じ名古屋市内に住んでるのも関わらず、
年末年始くらいしかまともに顔を見せることも無い。
はやく、父と母が大好きな寿司でもご馳走できるようにならなきゃな。

今これを書きながら気付いたのだが、今月は父の誕生日があった。
プレゼントでも買って、会いに行こう。

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